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「母様!」 「父様!」 ルゼとフィアは大きな扉を開けると両親のいる部屋に入る。 絢爛(ケンラン)豪華な品がたくさん飾られていてとても広い部屋だった。 「「母様?…父様?」」 返事が無いため不思議に思い奥へと進む。 何故か、不安な気持ちになった二人はゆっくりとベッドを覗いた。 「「…! 母様!父様!」」 ベッドの上と周りには 胸を三、四回ほど刺された様な傷跡。 生気が感じられず、焦点の合ってない目。 あり得ない方向へと曲がっている左腕。 そう。 たくさんの血(アカ)と変わり果てた両親の死体があった。 「「うあぁあぁぁあ!!!!!!」」 ルゼとフィアの絶叫が屋敷に響き渡った。
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