1901人が本棚に入れています
本棚に追加
「母様!」
「父様!」
ルゼとフィアは大きな扉を開けると両親のいる部屋に入る。
絢爛(ケンラン)豪華な品がたくさん飾られていてとても広い部屋だった。
「「母様?…父様?」」
返事が無いため不思議に思い奥へと進む。
何故か、不安な気持ちになった二人はゆっくりとベッドを覗いた。
「「…! 母様!父様!」」
ベッドの上と周りには
胸を三、四回ほど刺された様な傷跡。
生気が感じられず、焦点の合ってない目。
あり得ない方向へと曲がっている左腕。
そう。
たくさんの血(アカ)と変わり果てた両親の死体があった。
「「うあぁあぁぁあ!!!!!!」」
ルゼとフィアの絶叫が屋敷に響き渡った。
最初のコメントを投稿しよう!