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食事を食べ終え荷物も再確認する。 「よし、ちゃんと全部持ったし!」 「しゅっぱーつ!」 明るく言ったルゼに便乗してフィアも明るく言う。 そして屋敷の玄関まできた。 「「「行ってらっしゃいませ」」」 メイドや執事が一斉に頭を下げた。 すると、ルゼとフィアは一度顔を合わせ 「「行ってきます!」」 と返した。 ∮゜∮゜∮゜ 未だに屋敷の裕福さは衰えていない。 ルゼとフィアは両親と同じ位、いや、それ以上の力を秘めていることが一定の者達が知っていた。 そして、両親の残した莫大なる遺産。 この二つがあるため、このスティフィル家は滅びなかったのである。 逆に、より豊かになる事を期待している者もいる。 どちらが王になるのか、気にしている者も...... ∮゜∮゜∮゜
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