第3話 最愛の人

2/3
前へ
/46ページ
次へ
病院 私は 大剛の病室に居る 大剛のお父さんとお母さんとお姉さんが居る。 父[大剛・・・] 母[大ちゃん・・・目を覚まして?] 姉[大剛! 大剛!] 家族の皆は 大剛に声をかけていた。 私は 壁際に立って大剛を見ている。 すると お母さんが私の方を振り向き言葉をかける。 母[明美ちゃんも 大剛に声をかけてあげて・・・?] 明美[はい] 私は 大剛のベッドに近づき声をかける。 明美[大剛・・・大剛・・・目を覚ましてよ 私寂しいよ・・・うぅ] 大剛の顔を見たら 涙が溢れ出してきた。 昨日迄 元気に笑ってたのに 今はベッドに寝て一言も喋らない・・・。 目の前の現実が 私の胸をギュッと締め付ける・・・。 ショックが大き過ぎて倒れそうになる。 大剛・・・。 私は 心の中で祈った 早く目を覚まして私を抱き締めて欲しいと願った。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

231人が本棚に入れています
本棚に追加