序盤

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俺は図書館で 調べ物をしていた。 第二次世界大戦を調べていた。 大剛[硫黄島な フムフム] ページを捲っていく 島の全景や指揮官の写真が載っていた。 大剛[何々 この戦争の指揮官は栗林忠道中将(くりばやしただみち)か] この栗林中将は 部下を率いて不利と思われた戦争を約40日間も戦いに抜いた。 そして 最後はアメリカ軍に数少ない兵と共に特攻していった。 大剛[格好良いな~ 栗林中将は] 何で 俺が戦争に興味を示してるかと言うと 俺が小さい頃に 死んだじいちゃんが良く話してくれて居たからだ。 じいちゃんは 硫黄島の兵士だった人だ。 運良く 生き残り本土日本戻った人だ。 でも じいちゃんは民に罵倒されたらしい。 自分だけ 帰って来て恥を知れとか言われて 肩身の狭い思いをしたらしい。 自分の友人も沢山戦死したり自決をしたらしい。 ある者は 銃で頭を撃ち抜き ある者は手留弾を胸に抱え爆死したりもしたらしい。 そんな極限の状態でアメリカ軍と戦っていた。
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