狂愛物語

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ある夜。 私はついに実行した。 夜中、部屋に呼び出した。 リンク「姫、この様な時間にどの様な御用ですか?」 リンクが扉を開ける。 暗闇が広がる。 リンク「姫?」 暗闇の中に足を踏み入れるリンク。 私は用意していたハンカチで彼の鼻と口を塞ぐ。 リンク「うっ…」 勇者と呼ばれても、所詮は人。 催眠薬により、リンクは意識を失った。 私は手枷と足枷を彼につけ、最後に目隠しをした。 これでリンクは私の物。 早く目を覚まさないかしら。 持って来た果物ナイフで彼の腕に傷をつける。 赤い血が流れた。 それを指ですくい、一舐め。 ゼルダ「甘い…」 知らなかった。 愛おしい人の血液がこんなにも甘いだなんて。 なら、肉はどうなのかしら… きっと世界中のどれより甘いに違いない。 一度、食べてみたい。
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