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リンクが目を覚ましたのは、私が彼の腕に三本目の傷を付けたときだった。
薬の量が少なかったかしら…
リンク「うっ…」
ゼルダ「おはよう御座います」
リンクには見えないでしょうけど、私は今、微笑んでいるのよ。
手を伸ばせば貴方に触れる事が出来るのだから…
私はリンクの頬を撫でる。
リンク「姫、ですか?」
ゼルダ「えぇ、そうよ」
こんな状況なのに、貴方は震えないの?
怖がって怯えると思ったのに…
リンク「姫、これを取って下さい」
手を動かすリンク。
ゼルダ「嫌」
私は果物ナイフでまたリンクを傷つける。
リンク「痛ぅ…」
いくら強くても、痛覚があれば痛みは感じる。
痛みに耐えるリンク。
もっと見たい。
私は彼の右肩に果物ナイフを突き刺した。
リンク「がぁぁぁぁっ!!」
リンクは悲鳴を上げる。
ゼルダ「静かにして下さい。
皆様が起きてしまいます」
人差し指を立て、口にそっと押し当てる。
まぁ、見えないでしょうけど。
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