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ある日、僕は見られてしまった。
僕の友達に、他者の生命を奪った所を。
しまった!!
と、思ったけれど、まぁ良いや。
別に人を殺めた訳じゃないし…
夕飯時。
中庭には誰も居ないはずだった。
まさか、ネス。
君が居たなんてね。
ネスは驚いた表情で此方を見る。
バットを持ってる右手が震えている様に、見えるのは気のせいかな。
彼に限ってそんな事は有り得ないよね。
普段から仲間にバットを振り回している人だし…
君ならば、僕の気持ちを分かってくれるよね?
笑いかけるものの、ネスは震えているだけ。
変なネス。
君らしくないよ。
さて、誰かが呼びに来る前に食堂に行かなくては…
余り遅くなると、また誰かに見られる可能性は高くなってしまう。
僕はその場を後にした。
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