過去の記憶は、時空を越えて

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「えっ……? 明日は、確かファイがついていくはずでは……?」 ファイは、俺の親友で、騎士団の副団長を勤めている男だ。 「それがのぉ……ミラがファイでは嫌だと言い張って……。 困っているのだ、頼むルイス」 明日は、久しぶりに騎士達にビシビシ指導していこうと思ってたのに……。 でも、王の頼みを断ることなんて出来ない。 「分かりました」 俺は心の中で、しぶしぶ了解をし、笑顔を作った。 「いつもすまんのぉ~ルイス。 明日はミラを頼んだぞ」 「はい、では失礼します」 俺は会釈をし、謁見室を出た。
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