過去の記憶は、時空を越えて

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「騎士団は王家を守るのが仕事でしょ? 私がルイスを一人占めをしたって問題ないはずだわ」 姫とファイが睨み合っている。 「そこまで!! ファイも姫様も」 俺が仲介に入ると、姫は俺を見て、何かを思い出したようだった。 「そうですわ。 ファイなんかと言い合っている暇はありませんの。 ルイス、約束忘れてなくって?」 「はい。 今日は久々の休み。 午後は姫様に付き合うと約束してましたね」 「ルイス、私行きたい所があるの」 ずっと腕に抱きついていた姫が、俺の腕を引っ張った。 「はい。今行きますから、あまり引っ張らないでください。 じゃあ、ファイちょっと行ってくる。 すまないが、明日も頼んだぞ」 「ああ」
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