天涯孤独な少年と旅人の少女

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「はぁ、何だよあいつ……。めっちゃくっちゃ疲れたしよ……」  愚痴をこぼしながら再び床につこうと――した瞬間再びどこかから音がした。  ……またアリアかよ……。  …………。……いや、違う。  音が聞こえるのは地下からでも台所からでもない。  外からだ。 「外に何かいる……のか?」  俺は音を立てないよう、そっと家を出た。
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