危険な二人

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急いで電話に出ると、みんなに聞こえない距離に移動した。 「もしもし?祐子?おはよう」 「おはようって、今、もうお昼だよ!・・どうしたの?びっくりしたよ!」 「ははっ、ごめん。・・なぁ 今日、仕事何時上がり?」 「え?・・何時って・・駅に着くのは6時半くらいかな?」 「オッケ。じゃあ改札で待ってる。じゃあな、またあとで!」 「ちょ、ちょっと!」 電話は切れてしまった。 待ってるって・・いったよね?あの人・・。 「祐子?どうしたの?なんかあったの?」 皆が心配そうにこっちを見てる。 「ううん、なんでもない!」 (いいえ、ほんとはなんでもなくないの・・どうしよう・・)
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