恋する夏の日

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「あの人、高校の時の同級生よ。ほら、私が一時期アルバイトしてた喫茶店の息子さんだよ。」 「あら、そうなの?」 母の口調が、変わった。 「そうよ、最近こっちに帰ってきてるんだって。この前ばったり会って、それで食事でもしようって・・」 「あぁ、そうなの・・。 ふん・・まぁいいわ。はやく お風呂入んなさい。」 (ふー、取り合えずオッケーかな) 疲れてるんだか、そうでもないのか、自分でもよくわからない不思議な気分で、自分の部屋でカバンを置いた。 そのとたん、携帯が震えてるのがわかった。
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