恋する夏の日

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野球の話になると、柴田くんは長い。 「うん、…うん」 私は柴田くんの話に相づちをうっている。 でもその時、私が考えていたのは植木くんのことだった。 (今度の土曜・・何着ていこうか・・) 「おい、祐子?聞いてんのか?」 柴田くんの声に、我に返った。 「ええ、もちろん。でもちょっと疲れたのかも…ごめん、もう切るわ。」 「あぁ、そうか。悪かった。盆休みには、帰る。それまで待っててくれなじゃあおやすみ。」
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