恋する夏の日

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きょろきょろしていると 「おーい!ここだよ」 声のする方に目をやると サーフボートを持って Tシャツ姿の植木くんがこっちに向かって歩いてくる。 私は夢中で彼に手を振った。 「きてくれてありがとう。」 植木くんが、空いている方の手で私の手をとる。 「さぁ、行こう。」 「あら、サーフィンは?やらないの?」 「サーフィンは終わり。さんざん、お前が来る前にやったんだ。 よしっ、飯食うぞ。」 「どこで?」 「いいから、ついてこいよ」 なんだかあっけにとられてしまった。 (なに、これ?)
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