恋する夏の日

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やがて窓の外が夕日に染まった。 私たちが座っている場所からは海と夕日の素晴らしいコントラストを見ることができた そのあまりの美しさに目を奪われていると、オフショルダーのトップスのため、むき出しになっていた私の左肩に温かく、柔らかい感触を感じた。 (?!・・) その柔らかく、温かい感触は 植木くんのくちびるだった。 彼が私の肩にキスしたのだ。 「や、やめて・・」 私が思わず、身を引くと 「どうして?嫌かい?」 と、悪びれずに笑顔で聞いてくる。 「嫌って・・ど、どうしてこんなことを?・・。からかうの、やめてよ・・。」
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