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「彼は亀梨和也くん。この店のコックさんです。うちは軽食や珈琲が主ですから、亀くんに任せているんですよ。あと、この人が、さっきフロアで見ましたよね。名前は赤西仁くん。彼も一応ウェイターなんですけどね……」
「一応って何」
「……仕事をまるでしませんから。接客の『せ』の字も知らないんじゃないかとさえ思ってしまいます」
仁くんは抗議しようと私に指を差しましたが、有無を言わせませんから。
その手を払って続けさせて頂きますね(笑)
「営業中は、厨房に隠って亀くんにベッタリですし、お客様に話しかけられれば、問答無用に睨み付ける始末。まったく…」
「じゃ何でクビにしないの」
「Σちょ、和!?」
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