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「い、たたた……」
「大丈夫ですか、すみません脅かしてしまいましたね」
亀くんの姿が未だに見つからないのですが、声はしますのでとりあえず声を掛けてみました。
「…………小麦粉、?」
「あ!オーナーおはよ。ごめん!足滑らしちゃった!…あぁ、もったいない」
ようやく見えてきた倉庫内は、床一面が真っ白になってしまっていました。ついでに亀くんも。
歩み寄れば、亀くんは眉を下げて真っ白な床を見つめてから私を見上げてきます。
「仕方ありませんよ。亀くんのせいでは無いですし。さ、立てますか?」
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