【参加しますか？】～終わらぬ地獄～

オープニング

そこへコツコツと足音が聞こえた。

男性は凍り付いたようにぴくりともしなかった。

足音は確実に近づいてきている。

『い…いやだ…いやだ…いやだいやだ！！』

男性は恐怖で立ち上がれず地を這うように逃げ、目は恐怖そのもので満ちていた。

男性は足音が何処から聞こえるかなど考えられる余裕もなかった。

逃げることしか考えられず、ただ逃げていたがようやく男性は足音が何処から聞こえるか分かった。