旅出【はじまり】

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ミラルタの王は宮殿に響く兵士の悲鳴で目が醒めた。 そしてすぐ異変に気付く。 ────────近衛がいない いつもは部屋の隅に一人か二人は待機しているハズだが今はいない。 不安を覚え、起き上がろうとしたその瞬間、首に冷たい感触の物を突き付けられ、辺り一面に赤黒い血が飛び散った 翌朝、王宮を訪れたミラルタの一般市民によって発見され、その日の内に隣国であるレニムズの国に吸収された。
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