439人が本棚に入れています
本棚に追加
国王の依頼を終え、ヴァイスは自分の家に帰ってきた。
彼はレニムズの首都「ジールテール」に暮らしている。レニムズは科学が世界で一番発達している国であり、戦争中でも対立している国から兵器の製造依頼が来るほどである。
「ヴァイス!!帰ったのか!!」
そういってシャリアール・ローズはヴァイスに抱きついてきた。
シャリアールは十五歳、身長150cm程度で、ショートにカットした深い青色の髪を持ち、世界の三大美女に挙げられてもおかしくない位美人だ。「自称」ヴァイスの嫁を宣言している
何故こんな美人とヴァイスが同居しているかは後で語ることになるだろう。
「ああ、ただいま」
少しずつ、くっついているシャリアールを剥がしていく。
「待ちわびたぞ!!一週間も家をあけおって……。全く、このだだっ広い家を一人で管理するのは大変だ。」
確かにこの家は広い。
三階建てで部屋の数は20以上ある。昔はどこかの金持ちの娘が住んでたとか……。
「ところでヴァイス」
「ん?」
遊びに誘うかのような軽い口調で言った。
「今からやらないか?」
最初のコメントを投稿しよう!