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「こんなもんでいいか。そろそろあいつ起こさなきゃな」
ヴァイスはテーブルに並べた料理を眺め呟いた。
一般的に料理等の家事は魔法ではなく機械を使う。
魔法よりも素早く正確に行えるからだ。
同居人を起こしに行こうとした矢先に真上に位置する寝室から何かが落ちる音がした。
暫くするとシャリアールが目を擦りながら二階から降りてきた。
「おはよう」
「ああ」
軽くあいさつをしあい、2人は朝食を取り始めた
「(そういえば国王から依頼状があったよな……)」
懐にしまってあった手紙をヴァイスは開いた
挨拶や下らない前置きを飛ばして本文を見た。
今我々はとある人を追っている。
その人は高い能力を持っているため普通の人間では太刀打ち出来ない。
そこで君達に捕獲を頼みたい
もし抵抗するようなら殺しても構わない
既に金は振り込んである
ターゲットの情報は君の端末に送っておいた。
一度しか見ることが出来ないようになってるから気をつけてくれ。
それでは
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