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ヴァイス達は侵入してから10分して別れた通路に出た。
ヴァイス「ここで別れるのか…。お前は右に行け」
そういうと返事も聞かずヴァイスは走り出した。
アリスタ「おい!ちょっと待……」
言い終わる前にヴァイスは左の通路を走っていってしまった。
「…ったくせっかちな野郎だ。見つかっても知んないからな……」
アリスタは用心しながら右の通路を歩き出した。
「おい、何者だ?名乗れ」ヴァイスは背後から声をかけられ、振り向いた。
そこにはこの王宮を守っているであろう兵士が一mはあるマシンガンを構えていた。
「へぇ。この国は戦争以外でも銃を使っていいのか。」
「……お前のその服装……レニムズの魔導団だな?国王を殺しに来たのか?」
「ご明察。殺せるもんならやってみやがれ」
「ガキが………調子こいてんじゃねーぞぉ!!!!」
マシンガンの引き金を引き、侵入者に向かって発砲した
だが侵入者は銃よりも早い速度で兵士の裏に回った
「───遅い」
後ろから侵入者の声が聞こえた瞬間、兵士の首は宙を舞っていた。
ヴァイスの能力は【雷】と【無】
友人から貰ったマシェットを腰にぶら下げ、魔導団の服装…といっても一般人の様デザインで、全身を黒に統一し、ハイカットの靴、ジーンズ、ファスナーがついて前空きの服にマントをかぶっている
高めの身長に整った顔立ちの青年である
先程の速さは【雷】による効果であり、光に匹敵する速さで移動する事を可能にする
だが狭い範囲でしか移動出来ないため、主に戦闘でしか使わない。
「銃はうるさいんだよな……。まあその内誰か来るだろう」
ヴァイスはその場で他の兵士が来るのを待った
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