プロローグ

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††† 着地したと同時に感じた違和感と妙な音におそるおそる下をみると… 「う、わぁっ!わわわ、悪い!!」 案の定。 あたしの下には赤い髪をした男子生徒がのびていた……; あー、もう 入学早々ろくなことがないな; そう反省しながら退こうとすると 「あぁ、そのままで良いですよ」 ん?そのまま? 声のした方にゆっくりと顔を向けると栗色の髪をした男子生徒がにっこりと微笑んでいた。 後ろには中学生くらいの男の子が栗毛の奴に必死にしがみついている。 冷静になって辺りを見渡してみる。 栗毛の周りには2、3人の男子生徒がいて囲まれている状態。 つまりは… 「こいつら悪者か」 「は?」 ポンと手を叩いて納得すると制服のほこりをはたいてゆっくりと立ち上がった。 .
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