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そして空母も「鳳翔」の廃棄をもっとしても、新規建造枠は3万トンあまりしかなかった。
このロンドン条約の状況下に巡洋艦は軽巡洋艦として「最上型」が建造された。
1万トンの排水量で軽巡洋艦として就役した。
最上型は前ページでも書いたように有事にあたっては20㎝砲に換装するのが前提である。
そして「利根型」も軽巡洋艦枠で建造されたが、条約廃棄が内定したため完成時から8インチ砲搭載艦として就役した。
駆逐艦は1500㌧の制限を克服するために、小型の艦体に過剰兵装装備の「初春型」を完成させた。
魚雷の次発装填装置により「吹雪型」より有力な駆逐艦として就役した。
しかし同様なコンセプトで就役していた水雷艇「友鶴」が転覆した「友鶴事件」により設計の見直しがおこなわれ「初春型」は「吹雪型」に対して3分の2程度の戦闘能力に押さえられ、排水量は同等に増えてしまった。
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