太平洋戦争の頃の艦艇群

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しかし、続く「白露型」では四連装魚雷発射菅と次発装填装置に加えて酸素魚雷を実用化し。 2万㍍を超える駛走距離の酸素魚雷は20㎝砲と同等の射程距離をもち、艦砲よりも強力で駆逐艦の牙となった。 これにより駆逐艦による遠距離雷撃戦法が生み出された。 同時に巡洋艦も魚雷兵装の強化を行い重巡洋艦で片舷8射線、次発装填装置を装備して、合計32本の魚雷を発射可能だった。 世界各国の巡洋艦では、20㎝砲の射程を超える魚雷の開発(酸素魚雷を実用化したのは日本海軍のみ、通常魚雷は燃料の燃焼に酸素を使うが、酸素魚雷の場合は駛走に白い航跡を残さない。 各国の魚雷の場合は、燃焼には圧縮空気を使用するため、燃焼に伴い白い航跡を残す。 これにより酸素魚雷は連合軍艦艇乗組員から「青白い暗殺者」と呼ばれた)から実用化されなかった為に、巡洋艦は砲戦力中心にして誘爆の危険な魚雷は撤去していた。
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