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飛龍
闘将、山口多聞少将とミッドウエーで復讐戦を戦う。
建造所/横須賀海軍工廠
空母「飛龍」は「蒼龍」の姉妹艦として計画されたが、「蒼龍」の設計が遅れた為に「飛龍」のスケジュールも遅れる事になった。
その間に「友鶴事件」だけででなく、昭和十一年九月二十六日に演習中の艦艇が暴風雨に巻き込まれ、強度不足から艦体が切断されるなどの多くの損害を出した「第四艦隊事件」が起こった。
このため「飛龍」は「蒼龍」の設計をさらに改良して、より艦体強度や復原性に優れた空母「」となった。
昭和十一年七月八日に横須賀海軍工廠で建造がはじまった「飛龍」は昭和十四年七月五日に完成した。
「蒼龍」と比べて一回り大きくなり、さらに艦橋を艦体の中央部に移して、発艦しやすいように飛行甲板の前部を広くとれるようにした。
同時に艦橋は右側の煙突とバランスを取るため左舷に移された。
この左舷に艦橋を置くスタイルは「飛龍」「赤城」だけである。
だが、このレイアウトは実際に着艦する飛行機の邪魔になり、また艦体後部の気流が乱れる等の欠点があった為、以降のアイランド型空母は全て艦橋を右舷に持ってきている。
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