航空母艦《正規空母》

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囮の艦隊にまんまと引っかかった、ハルゼーはサンベルナジノ海峡の守備をおざなりにしたため、戦艦「大和」いかの栗田艦隊は太平洋に進出して、守備をしていたスプレーグ少将の護衛空母部隊が多大な被害を受けて先の電文になったわけである。 この時、ハルゼー機動部隊は全速で北上中で、前衛の艦艇からは空母「千代田」を視認するまでに迫っていた。 ハルゼーは遊んでいたわけでは無かった。 艦隊にとって一番の脅威は敵の空母部隊だから、全力で始末しようとしていた矢先であった。 しかし、栗田中将が率いる戦艦部隊は、小澤艦隊と通信をしていなく、ハルゼー艦隊に怯え進撃を打ち切り、僅かに護衛空母を沈めただけでレイテに突入はならなかった。 この時、突入してたら…フィリピンに帰還したばかりのマッカーサー元帥は戦死していたかもしれません。 要目●基準排水量:25675㌧●公試排水量:29800㌧●全長全幅:257×26㍍●飛行甲板:242×29㍍●速力:34ノット●航続距離:18ノット/9700海里●燃料満載量:重油5000㌧●機関:艦本式タービン4基4軸●機関出力:160000馬力●主要兵装:12.7㎝高角砲16門/25㎜機銃×36挺●最終時兵装:12.7㎝高角砲12門/25㎜機銃×96挺/28連装12㎝噴進砲8基●乗組員:1660人●搭載機:72(12補用)機 画像は、瑞鶴の総員退艦の時です。image=286868729.jpg
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