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本来であれば新設計に為る筈だが、戦時急造を意識して『飛龍』図面を流用し、艦橋位置を右舷前部に改めて大型化とされた。
一見すると『蒼龍』のように見えるが艦体の構造はあくまでも『飛龍』の改型である。
昭和十七年六月のミッドウェー作戦で四隻の空母を一挙に失った事で、一転して空母の緊急増勢となり、○五計画は改○五計画となり『雲龍』型十五隻と『大鳳』型五隻が計画された。
しかし、実際に建造が始まったのは『雲龍』型の六隻だけで、しかも完成したのは『天城』『葛城』の二隻だけであった。
画像は、昭和十九年十月、公試運転中の『葛城』。
日本で最後に完成した空母だったが、既に搭載するべき航空部隊は無かった。
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