愛のカタチ

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結局、その後しばらく涙は止まらなかった。 次に気付いた時には、るいの腕の中で眠ってしまっていたんだ。 「・・るい?」 「亜朱。目腫れちゃってるよ。」 「何時?」 「もう日付変わるよ。」 がばっと跳ね起きて確認すると、23時45分。 「誕生日終わっちゃう!」 「いいんだよ。」 「よくないっ!初めて祝う誕生日が始まりも終わりもこれじゃ、あんまりだよ!」 「いいんだって。これから先20回、30回っていくらでも祝えるんだから。」 そう言ってアタシの頭をなでる、るいにアタシがまた涙したのは言うまでもない。 でも。 感動させられっぱなしはくやしかったから、その後大量にるいの好きな料理を作って、祝ったんだ。 ☆END☆
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