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アタシは次の日のバイトが終わった後、るいさんを呼び出した。
「おつかれ。亜朱。どうした？」
「アタシ・・・1人暮らしをしなくちゃいけなくて。お部屋探しとか手伝ってくれませんか？」
「1人暮らし？何で今？」
るいさんが心配そうにアタシを見ている。
そのことが嬉しくて悲しくもあった。
「親がアメリカに転勤になって。でも・・・でも、アタシるいさんから離れたくないんです！好きなんです！」
言うつもりなんてなかった。見てるだけでよかったのに。
何で。
「気付くの遅すぎ。」
「えっ？」
「俺がどんだけ頑張ったと思ってるわけ？話し掛けるチャンスを狙ってたのは俺だったのに。」
「るいさん？」
「毎日同じ時間、同じモノを頼んでたのだって亜朱に顔覚えてもらうためなんだよ。」
「そうなの・・？」
「俺はずっと亜朱が好きだったんだよ。」
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