愛のカタチ

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るいの誕生日まではあっという間に時間は過ぎていった。 当日、アタシは友達にアリバイを頼んで学校を早退した。 だって、夜だけじゃ間に合わないし。 初めて一緒に祝うイベントだからきちんとしたかったから。 るいといて幸せな証拠が欲しかったのかもしれない。 アパートに着くと、部屋の鍵は開いていた。 「あれ?るいー?いるの?」 「えっ。亜朱。なんで・・」 「早退してきちゃった。るいも?」 「・・ああ。」 「なぁんだ。せっかく驚かせようと思ったのに、残念。じゃあ一緒に・・」 「亜朱!実は・・」 「何でそんな慌ててるの?浮気してる旦那さんみたい。」 カチャ 「あの。」 そこには、るいと同じ高校の制服を着てる女の子が立っていた。 あきらかにるいは慌てていて・・ 瞬間的にアタシは悟っていたんだ。
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