放屁

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「ふがーーー!!」 密林の中で、一体の獣が吠えた。と同時に、放屁をした。顔を真っ赤にし、怒らせた本人を必死に探す。 そして、見つけた。 背を向いて必死に逃げている。 逃がさない勢いで、発達した手と足を地面に付け猛然とダッシュする。 ドンドン、差が縮まる。 「ウガ!!ウガ!!ウガーーーー!!!!」 追いつこうとした瞬間…。 「ウガ!?」 上半身が地面に埋もれた。密林は、夜に雨が降るが地面に埋もれるくらいにはならない。 力んでるせいか、丸出しの尻から放屁が出ている…。かなり臭そうだ。 すると…。 「よっしゃ‼総攻撃だ‼」 「ニャニャニャ~‼」 人の声と、どうやら猫がいる。 彼は、ハンターだ。しかし、もう一匹の猫は鎧のような防具を着け、右手には刀を持っている。 これは、獣人族という種族で人々の会話も出来る。時には、都会に出て就職するのもいる。キッチンアイルーとして働くか、さっきのように狩り場に出てハンターと共に戦うオトモアイルーになるかになる。 しかし、狩り場に出てくる。獣人族は別。特にメラルーという黒猫は、ハンターの持ち物を盗んでしまう。倒せば取り戻せるが、狩り場では注意が必要だ。しかし、マタタビがあればそれが最優先に盗む。これが、あれば一安心。 話を戻す。レウスSシリーズをまとったハンターは、太刀で猛然と切る。突く。切り上げる。太刀は、リーチが長いため、放屁はくらわない。 そして、肝心のオトモアイルーはどこかに行ってしまったようだ…。 「シラタキ‼何してんだ‼」 どうやら、オトモアイルーの名前は、「シラタキ」と言うらしい。 「ニャニャ💦ちょっと待つニャ~。」 そう言っている間に…。 桃色の獣が抜け出した。 桃毛獣 ババコンガ 強さ:上位 そして、すぐに自分の尻を何かやっている。 「うあ、やべ‼」 そう言っているが、すでに時遅し。 ババコンガは、自分の糞を投げつけた。 ハンターは、もろ直撃した。 「うぇ⁉臭‼」 あまりの臭さにもがいてる。ある意味、無様だ。 遠くに、見ていたシラタキは腹を抱えて笑っていた。 「シラタキー‼何かしろーー💢」 「は…はいニャ‼」 シラタキは、大急ぎでダッシュした。 しかし、今度はババコンガがこったに向いて連続ラリアットを繰り出した。 「ニャニャ⁉」 今度は、シラタキがまともにくらった。 天高く舞った。 「ニャ~~~~(泣)」 「え~い、くそ‼」 ハンターは、全力でババコンガに向かう。
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