空飛ぶ少年と怪力少女

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「あ、えっと……ありがとうございました……」 「別に。……もう降ろしていいか?」 「はい……え? 降ろす?」 優は言われるまで気付かなかった。 女子高生にお姫様抱っこされている事に。 「なあぁ!? すみませんごめんなさい申し訳ありません!」 優は顔が真っ赤になりながら謝ると、自分から降りた。 「んじゃ、あたしもう行くから」 「は、はい! 本当にありがとうございました!」 深くお辞儀をして顔をあげると、もうあの女子高生の姿はなかった。 (? ……あの人は一体……) そんな事を考えていると胸元で何かがモサモサし動き出した。 「あ、ごめんごめん! もう大丈夫だよ?」 「ワンワン!」 犬も無事だったみたいでなによりだ。
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