第一章

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青年が唱え終わると頭上から黒い雨が降り注いだ         黄色い人C「何だよ、これ。黒い雨?」         黄色い人A「ウワァァァァァ!!!!」         黄色い人C「おぃ、どうした!!」         黄色い人B「体が溶けていく!?!?」         ???「闇の消去を水の鎮静で弱めた魔法だ。つまりは自分の体が溶けていくのを見ながら死ぬんだよ」         黄色い人A「死にたくねぇ!!!助けてくれ!!!」         ???「何で殺そうとしてる奴に助けを求めるんだよ」         青年と黄巾党が話している間もどんどん体は溶けていく         ???「そろそろか?後始末もしなくちゃいけねぇのがめんどくせぇな」         もう黄巾党の奴等は頭の部分を少し残るだけで後は黒い水がその場に残っていた        ???「ちっ、消し炭にすれば後始末も簡単だったな」         ???「さて、グチグチいっていても仕方ないな。さっさと片付けて今日の宿を探すか」         全てを洗い流す清らかな水よ、存在を跡形も無く消し去れ[アクアスプラッシュ]            ザァァァァァ         青年の手から濁流の如く水が溢れだし全てを洗い流した         ???「うしっ、片付け完了♪さーて今日の宿を探すかなーと」         広大な平野を青年は一人歩いてく         ……一時間後         ???「な、長い。何で町の一つも見えてこないんだ?」         さらに一時間後         ???「あっ、やっと町?いや村だな、村を見つけた。ふぅー、今日は野宿せずに済むぞー♪」            キャァァァァ         ???「!?今のは悲鳴!?ちっ、村からも煙が上がってやがる!!」
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