納骨堂にて

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でも、私には分かっていた。 お寺の駐車場に車を止めた時からずっと感じていた視線だったからだ。 とにかく、胃が重く痛い。 早く離れないと、胃の痛みにやられそうだった。 我慢して、逃げるように実家へ帰って来ても、しばらくは胃が重かった。 きっと、胃の病気で命を落とした人だったのだろう。 自分の苦しみを誰かに分かって貰いたかったのだろう。 でも、おじさま…棚の陰からチラ見ばかりしてたけど、私にはおじさまの痛み 苦しみを軽くしてあげる事は出来ないんですm(_ _)m
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