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ダンダンッと明らかに包丁を
たたき付けてる音。
危ない!危ないっ!
「ぅおっ!」
「だ…大丈夫?」
「危ねー、かすった。」
冷や汗、とまりません。
「包丁って危ないのな。
春、いつも大丈夫?」
「う…うん。」
包丁は危険だと思ったのか
手でちぎっている。
鮮度が…。
いや、もう何も言うまい。
「あ、ゆで卵、のっけよ。」
卵を茹ではじめて。
唯一の成功料理かな?
っていう期待は裏切られて。
「春ー、ゆで卵の殻って
どうやってとるの?」
え…そっから?
「殻に…ヒビを…。」
「あーなるほど!」
次の瞬間、ゴッ、と音がして。
「あれ?潰れた。」
なんだか。
私、すごく、疲れます。
ため息を大きくはいた。
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