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恭ちゃんは地元で一番強い
不良のグループの総長｡
すっごく強くて､すっごく
かっこいい｡
でも､すっごく優しくて｡
幼なじみのお兄ちゃん､として
じゃなくて恋人として隣に
いたくなって｡
ぼふ､とベッドに埋もれる｡
｢大体､告白してきたのは
恭ちゃんからなのに…｡｣
いつの間にか好きの大きさが
変わっちゃったの？
嫌だ､そんなの嫌だよ｡
大きなうさぎの抱きまくらに
しがみつく｡
ごめんなさい｡
いくら一年たっても中身は
子供のままで｡
今日のだって仕方ないって､
浮気じゃないって本当は
分かってるんです｡
でもやっぱり｡
昔みたいに必死に､強引に｡
でも優しく､甘く｡
追い掛けて､引き止めて､
キスをしてほしかった｡
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