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―恭平Side
美鈴と付き合い始めてから
一年以上がたった。
俺の学年も一つあがり。
大学受験の高校三年生。
あいにく頭は良い方なので
てきとーにやっとけば…、なんて
考えてた。
でも美鈴が恋人になって。
将来、どうする。
美鈴とどうやったら、ずっと
過ごせる?
漠然とした不安。
そんなある日。
「恭平ーっ!
遊びにいこうよー。」
悠が飛びついてくる。
悠の後ろには仲間たち。
この光景もあと一年もない。
「…あぁ。」
「やったー!
ほら、野郎ども、行くぞーっ!」
悠の掛け声で皆外に出る。
学校は当然さぼり。
帰りに美鈴の家によってから
自分の家に帰ろう。
なんて思いながら仲間が
歩く後ろをついていった。
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