1.特別に

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―恭平Side 美鈴と付き合い始めてから 一年以上がたった。 俺の学年も一つあがり。 大学受験の高校三年生。 あいにく頭は良い方なので てきとーにやっとけば…、なんて 考えてた。 でも美鈴が恋人になって。 将来、どうする。 美鈴とどうやったら、ずっと 過ごせる? 漠然とした不安。 そんなある日。 「恭平ーっ! 遊びにいこうよー。」 悠が飛びついてくる。 悠の後ろには仲間たち。 この光景もあと一年もない。 「…あぁ。」 「やったー! ほら、野郎ども、行くぞーっ!」 悠の掛け声で皆外に出る。 学校は当然さぼり。 帰りに美鈴の家によってから 自分の家に帰ろう。 なんて思いながら仲間が 歩く後ろをついていった。 .
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