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「巨乳大作戦!?」
この日は彼女のそんな一言から始まった。
「えぇそうですわ、あの方には負けたくありませんもの」
「なんか勝手なこと言ってるけどいいの?
てか流れ的に僕達かなり予想外な発言聞くことになるんじゃないだろうか」
「奇遇だなフカヒレ、俺も不安だ」
「あの天竜会長だもんな~。
ってことはあの人達生徒会が敵だろ?
女子だけの戦いだとしても生徒会相手じゃさすがに俺も辛いぜ。
今気付いたけど一人称俺だとレオと区別しにくくね?」
「そこは編集さんが頑張ってくれると思うよ?」
「そんなことよりどうする?
退室する?
それとも居座っておいしい思い(仮定)を味わうのか」
「ゆりっぺ、またフカヒレがアヤシイこと企んでるのだ」
「後でお仕置きね、ふふ」
二人以外は全く興味ないらしい。
「でも麗華、そんな簡単に大きくなったら誰も苦労しないよ?」
全国の巨乳を妬んでる人に土下座してほしい。
「特別にメニューを作りましたわ。
このメニューがあればゆりっぺのように母乳が出るようになりますわ!」
「出ません!!」
出ないらしい。妊婦や母親でもなければ基本的に当然だろう。しかしそれを一瞬疑いたくなる大きさの持ち主ゆりっぺ。
ゆりっぺ<麗華<<<(越えられない壁)<<<美咲<<カニ
今の竜宮の現実である。
(カニはあのままが需要取れるんだよね。
私多分大きいほうが便利だし……でも貧乳で悩む方が萌えるのかも)
「今美咲さん別に巨乳じゃなくてもいいのかも、みたいなこと考えませんでしたか?」
(なんでわかった!?)
「べっ、別に、そんなこと思ってるわけないじゃない!
大きい方がいいに決まってるわ」
「これが、近年噂のツンデレである……ぐほぇっ!」
撃沈したフカヒレ。
(ことみんとカブる!
それだけは避けないと)
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