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翌日から美咲は作戦とやらを実行する。
「ごくっ……ごくっ……ぷはぁっ!」
「飲み過ぎじゃないの美咲ー?」
牛乳がぶ飲み。
「ひゃんっ」
「最っ高ー!」
「次遥だよー」
「私も是非したい……ぷーーっ!」
「また花音ちゃん……あんたらは教室で何やってるのよ!」
休み時間に揉み揉み。健全な男子生徒に襲われると大変なので空き教室で。菓苗達にとっては大歓迎な要求だった。
「はぐっ……んく。
はぐはぐっ……んっ。」
唐揚げ大食い。
美咲が健闘しているそんな日に、事件は起こった。
「何……これ……?」
「あちゃー、美咲にもバレちゃったね。
もうみんなに公開しよっか」
弓道場に開かずの扉がある。
そんな噂が一時期卒業生達に囁かれていた。それは後世に伝わって噂大好き遥が追求した結果がこれ。
美咲が見つけ出した部屋には放送禁止になりそうな用具、女性ヌードの写真やポスターが散乱する個室。中心に配置された古びた机に椅子。椅子には遥、菓苗、林檎、校長先生がいた。
……校長先生!?
そして美咲の足元で大量の出血で死亡寸前のような血色の悪そうな顔で倒れた花音。
このカオス状態を作り上げた経緯を説明するとこうだ。
今までも遥の帰りが遅くなることがあった。この部屋探しと発見である。さらにこの部屋は校長先生と林檎の憩いの広間だとか。学園トップクラスに興味津々の遥は当然のように交ざる。人懐っこい遥、加え美咲の友達とあれば林檎とも仲良くなれる。
それを不審がった菓苗がこの部屋に入るのを目撃。無論変態なので流れで部屋を気に入る。
真面目に掃除していた花音が隙間風を気にして壁を押し込むとこの部屋が出現。免疫のない花音は鼻血を噴射して卒倒。
そのタイミングで美咲が部活へ顔を出し、今に至る。
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