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信彦は少し考えた後、ホッとした表情になり少し顔が緩んだ。すると、てゐが話にはいってきた。
「だからあの味噌汁でチャラにしよう!ってことにしたんだよ。まぁ、色とかにおいで気付くと思ってたんだけどね。」
「あんなリアクション始めてみたわ。」
輝夜も笑いを抑えながら、いや、まだ笑っていた。っていうかこいつらか、味噌汁をこんなにしたのは。
悔しさと安心感に挟まれ、微妙な心境のなか、
「ぷっ…」
自然と笑った。そのことを見ていた永琳が何か締めくくるように言った。
「あなたがここで過ごす間は、あなたは私たちの家族なのよ。もっと私たちを信頼しなさい。」
その言葉には不思議と安心することができ、信彦の心に染みた。そして、その言葉は信彦に居場所と新たなスタートラインを与えてくれた。そして、
「あらためて、よろしく!」
信彦の幻想郷での生活が本当の始まりをむかえた。
ちなみに、ナレーさんの能力は「ナレーションする程度の能力」らしい…
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