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永遠亭での生活が始まり、一週間ほどたち、信彦は永遠亭での生活にもすっかり慣れ、のんびりとした日々を送っていた。
「ねぇ、のぶさん。この娘はどうやったらデレるの?」
そんなことを聞いてきた輝夜は、今『キミ〇ス』とかいうギャルゲをプレイ中だ。
「ゲームのキャラとしてじゃなく、一人の人間として愛するのさ。」
あれ?オレ良いこと言ったんじゃない?とか思って、信彦は少しニヤリとした。
しかし、輝夜から反応が無かったのでなんだか悲しくなって、さっきまで読んでたマンガ『あま〇き』の続きを読み始めた。
そんな感じにだらだらしていると、廊下から走ってくる足音が聞こえ、それは、今、信彦達がいる部屋。つまり輝夜の部屋に近付いてきた。
襖が勢いよく開き、秋の爽やかな風と共に穏やかな陽の光が差し込む。
襖の方を見ると、そこにいたのは、てゐだった。
「のぶさーん、一緒に遊ぼー!」
キラキラした笑顔がまぶしすぎるので、思わず抱きしめたくなったと同時に少しいじめてみたくなったので、
「やだ」
即答で断ってみた。
すると、少し怒ったのかほっぺをぷうっと膨らませている。
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