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あまりに可愛かったので、もう少しいじめてみることにした。
「なんで、そんなに一緒に遊びたいの?」
「のぶさんなら暇だと思って…」
「あぁ、今マンガ読むのが忙しい」
流石に冷たくしすぎたか、てゐが少し涙を浮かべながら
「どうせ、のぶさんは私より姫様と一緒の方がいいんでしょ?」
「そんなことはないぞ?オレはお前が大好きだ!!」
「でも…でも、いつも姫様の部屋にいるじゃない…」
実際、信彦はてゐと遊んでいるときと飯や風呂以外の時は輝夜の部屋にいた。何故なら、輝夜の部屋には、様々なマンガが置いてあり、マンガだけでなくP〇3やw〇iなどのゲームがあり、パソコンも置いてある。電気とかネットとかどうやって繋いでいるのか聞いたら、「紫に頼んで…」だってさ。紫の能力便利~!
「オレがお前からの誘いを断ったことがあったか?」
その質問にてゐは首を小さく振った。
そう。信彦はてゐが誘いに来た時は断ったことはない。例え、何かしていても、てゐと遊ぶことを最優先にしてきた。また、その事をてゐは気付いていた。
なんだかんだで、信彦はすっかり永遠亭のメンバーであり、みんなから好かれる存在になっていた。
「それで、今日は何して遊ぶんだ?」
これまでの遊びは、最初は鬼ごっこやかくれんぼだったが、信彦がてゐに悪戯される→信彦が仕返しにイタズラ(ご想像にお任せします。)→てゐがその仕返しに悪戯→信彦がその仕返しにイタズラ(ご想像にお任せします!)を繰り返していたときもあった。
「今日は、人里の方に行って見ようよ!」
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