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その一言で、今日は人里でデートすることに決まった。
永遠亭の外に出たことのない信彦は正直、人里に行くのはすごく楽しみだった。
~少年?移動中~
人里に向かう道中、てゐが笑顔だったので、信彦もすごく嬉しかった。
「うわぁ………人がいる」
「そりゃいるでしょ。人里なんだから。」
幻想郷にきてから永遠亭以外で人を見たことのなかった信彦は、何故か感動した。
しばらく、てゐと一緒に人里を歩き、永琳から貰ったお金(信彦の財布の中に金は入っていたのだが、幻想郷では使えないらしい)で、団子を食べたり、饅頭を食べたり、色々遊んだあと、近くの川で水遊びし、もう一度、人里の中をうろついていると、複数の子供が本を持ってどこかに向かっていた。
どこに行くのか気になったので、ついて行くことにした。
子供達が向かう先には少し大きな家があり、子供達はその家に集まっていた。
中を覗いてみると、長机が並んでおり子供達はみんな同じ方向を向いて座っていた。その視線の集中しているところには、黒板のようなものがあり、先生であろう人が立っていた。
「ここは……学校?」
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