【一章】:『三姉妹な日々』

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霜月さん家の三姉妹はとてつもなく美人だと町内では有名だ。 長女の霜月 千夏(しもつき ちなつ)。 見た目は清楚でお淑やかな和風美人。料理も上手い。お嫁さんにしたい人No.1。 次女の霜月 絢乃(しもつき あやの)。 こちらは姉とは対照的で明るく活発な女の子。んでもってこちらも美少女。学校では性格も相俟って彼女にしたい人No.1。 三女の霜月 雅(しもつき みやび)。 この子は綺麗というよりは可愛い系。おっとりしていていつもポケーッとしている。 読書が好き。 あ、あと結構な天然さん。 この子は妹にしたい人No.1だ。 あ、いきなり失礼しました。お隣の谷田部と申します。 谷田部淳一と申します。 一応この物語の主人公、のはずです。 まあそんな事より、何でただのお隣なのにそんなに詳しいのかというとですね。 それは、ただのお隣じゃないからなんです。 あ、いえ別にそんな特別な関係って訳でもないですよ?爛れた関係でもないです。 はいそこ。ヒソヒソ耳打ちし合わないでねー。 爛れた関係って何かしら、とか、きっと三女に手を出してるのよ!とか、ヘンな事言わないでねー。 一切そんな事ありませんからー。 …おっと、話が逸れてしまったようですね。 いや、何。昔から家の両親がお隣さんと仲が良かったから知ってるってだけですよ。 まぁ、他にも色々とありますが…。 …え、何? その色々を教えろと? そうですね…。まぁ、教えても良いんですが、ここでそんな簡潔に話せるものじゃないので……おや、噂をすれば何とやら、ってヤツですね。 ……そうですね。口で言うより見てもらった方が分かりやすいと思うんで僕らの日常を見て下さいな。 それでは。
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