3人が本棚に入れています
本棚に追加
見渡すと辺りは草原が広がっていた。
草原はどこまでも続いていて、足元から前後に一直線に、一定の幅で草が無く、まるでアニメに出て来る田舎みたいな道に、僕は立っていた。
その道はどこまでも続いていて、視界は道と草と青空と立体的な雲しか見えない。
僕はどうしようか考えた。
前に進むか、後ろに進むか。
それとも道を外れて草の上を歩くか。
いっそ飛んでみようか。
穴を掘り進めようか。
優しい風が頬を撫でる。
ふいに背後に気配を感じ、振り返ってみたが、誰もいなかった。
気のせいか…
最初のコメントを投稿しよう!