第二章

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子犬は台所に逃げた。 「そこでジッとしてろこのアホ!」 台所のドアを閉め、閉じ込めた。 キャンキャンうるさかったが、耳栓をして寝た。 そして翌朝。 というより翌昼。 12時に目が覚めた。 子犬は台所で寝ていた。 昂はいつものように 起きてすぐに昼飯を作ろうと台所に行った。 ドアを開ける音で子犬は目が覚め、昂に飛びかかった。 「キャン!!キャン!」 「あーあわかったよ………ほら、朝飯だ」 牛乳を一杯与えた。 がぶ飲みしていた。 「お前よくそんなん飲めるなぁ…俺はムリだ。腹下すからな」 昂は自分の飯を作ろうと肉を焼いたら、 子犬は牛乳を飲むのを止め肉をジッと見た。 「……なんだ犬。コレが欲しいのか?」 するとかなり甘えた声で鳴いた。 「クォン…」 試しに、肉を一切れ与えてみた。 噛まずに飲み込み、まだこちらをみている。 「…わかった最後だぞ」 またもや噛まずに飲み込んで、こちらを見た。 「キャン!」 「ダメだもうダメ!」 昂は焼いた肉にマヨネーズをかけて食べるのが好きで、またこの小説の作者も それが好きだ。 飯をよそい、昂はそれをおかずに食った。
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