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「おーーーーーーマリア…深いーー眠りーーから
さーめーーたーーーーー
おーーーーーーマリア…
幾千もの悲しみをー超えてーー…」
また昂の熱唱が始まった。
犬はうんざりだ。
「またワケのわからん歌がはじまった。」
なんて言ってるであろう。
「地上ーーにー降りーーーー立ちーーーー僕らーーをーー見たーーーーーーーーー…胸の…十字架…見つめーーられーーーないー僕らのーー時代にー背をむーーけたぁーー…」
しかし、何故昂には
歌う余裕が
あるのだろうか。
赤い着物を着た
変な少女を見たり、
変なメールが来たりしている。
実際作者も中学生のころ
経験したが、
三日は怖くて学校を休んだものだ。
それは肝が座っているからだ。
元ヤクザなのだから、
ちょっとやそっとの事ではへこたれない。
犬は、また寝た。
すると、白い軽自動車から割り込みされた。
それを見た昂は、車の中から怒鳴りまくった。
「こんのボロ車ぁ!!!!運転下手くそなんだよ!!さっさと事故って死にやがれ!!!クソジジィ!!」
プップーー
プップーー!!
クラクションを鳴らしまくった。
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