116人が本棚に入れています
本棚に追加
「井上さん金づる一名確保ですぅ!」
井上がいる所に向かって叫んだ。
「おう どこのどいつだ」
「住所は〇〇県、〇〇市、青木 健太だそうです!」
すると井上は顔色悪くして昂を怒鳴った。
「なんだと!!そんなはずないじゃないか!!」
事務所が静まり返った。
「…ど、どうしたん…」
「青木健太だと!!間違いないのか!!」
「は はい確かに」
すると井上は頭を抱えた。
「偶然か……!?偶然だと言ってくれっ!!お前らこの事務所のカーテン全部閉めろ!」
井上は走ってどこかへ行ってしまった。
急いで全員窓とカーテンを閉めた。
シーンとなった事務所に、また一つ電話が。
トゥルルルルル…
トゥルルルルル…
「はい大江組事務所」
するとさっき青木と名乗った男の声。
「あ あのぉ…井上さんに変わっていただけませんか」
昂は声を低くした。
「井上兄貴になんの用だ」
すると、急に青木は
冷たい声を出した。
「井上を出せ…」
「今、ここにはいねぇよ。用があんなら聞いといてやるよ」
すると青木は、
元に戻った。
「あっ…いないならいいです。井上さん帰って…きたら僕の電話に、あの、かけるように言っといて…ください。番号は0982の〇〇〇〇〇〇です…ごめんなさい」
ガチャ…
「なんだコイツは…」
最初のコメントを投稿しよう!