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「この際二人いっぺんにわしが責任とろーう!!」
とたこチューにしてキッスをしようとした…しかし、青ざめてぴたりと動きを止めたのだ…
何故かと言うといつの間にやら代わったのか相手が新見だったからだ…
「はは…っいやぁ…先程まで沖田君と葎之介が居たんだが…何処へ行ったのだろうか?」
と混乱する頭で急いでその場から逃げようとすれば新見は芹沢の肩を掴んで強引にこちらへ振り向かせた…すると…
「せ・り・ざ・わ・局長ぉ♪♪」
といつもの新見とは驚くくらい男特有のドス低い声は今は高くて甘えるように芹沢向けてムチムチのタコチューをしてきたのだった…
「ぎゃぁぁあぁあー!!!!」
と、悲鳴と共に芹沢はハッと目を覚ましたのだ…
辺りはシンとして沖田も葎之介も新見も居ない…芹沢は一人ホッとしたのだ…
「なんだ…夢か…」
「どう致しましたか?」
と芹沢が一息はいた所にタイミング良く新見が襖を開けて現れたのだった…夢への条件反射に「ひぃ!!」と小さく叫ぶと相手から距離を置くように壁の端へと下がっていたのだった…
一方新見は一人首を傾げるしかないのだったのである…
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